鹿男あをによし 第3話 視聴率

テレビドラマ 鹿男あをによし 第3話 視聴率

視聴率 = 9.7%

1/31(木)放映の第3話の視聴率です。


テレビドラマ 鹿男あをによし 第3話 『今明かされる真実』 あらすじ

鹿に“運び番”失格者としての“印”を付けられた小川孝信(玉木宏)は、鏡で見る自分の顔が鹿になっていることに驚愕する。ところが、藤原道子(綾瀬はるか)や福原重久(佐々木蔵之介)は、小川の顔を見ても驚かない。どうやら、自分だけが鹿に見えるようなのだ。

思案した小川は、鹿と遭遇した場所にやってくると、鹿に向かい頭を下げ、顔を元に戻してほしいと頼む。すると、鹿はすべてが終われば願いをひとつ叶えてやるから、まずは、鼠から“サンカク”と呼ばれる“目”を取り戻せと言う。小川は“サンカク”は「大和杯」で行われる剣道部の試合で優勝した学校に、「優勝プレート」として授けられると説明すると、鹿は、優勝するよう念押しする。鹿と話すことに慣れてきた小川は、鹿が宝という“サンカク”とは何か、なぜそれを鼠が奪うのか、また、そもそも、鹿は何者なのか教えてほしい、自分には知る権利があると訴える。すると、鹿はこの話を人間にするのは180年ぶりだと言って、語りはじめる。

1年A組にやってきた小川は、窓ガラスに映った自分の鹿顔に衝撃を受け、堀田イト(多部未華子)が欠席していることも大して気に留めない。一方の堀田はその頃、学校の門の前にいて…。

鹿の話を聞いた小川は、“サンカク”をもっているはずの教頭・小治田史明(児玉清)にそれを見せてほしいと頼むが、修理に出されていて小治田の手元にはないと言われる。

昼食時、職員室にいた小川は、教師たちの話から剣道部に「大和杯」の出場に必要な5選手が揃っていないことを知る。出場申請が締め切られる明後日までに、あとふたりを入部させないといけないのだ。結局、すでに引退している3年生が加わったが、それでもまだひとり足りない。藤原に言われ、無理やりとはいえ剣道部の顧問になっている小川は、いてもたってもいられなくなる。

京都の伏見稲荷神社で京都女学館の剣道部顧問・長岡美栄(柴本幸)と会った小川は、“サンカク”がどこで修理されているのかを尋ねる。長岡は、大阪女学館の剣道部顧問・南場勇三(宅間孝行)が地元の大阪で修理に出すと話していたと言う。

下宿に戻った小川が、藤原、福原らとの和やかな団欒の場にいたとき、テレビのニュースが、富士山に数センチの膨張が確認されたと報じた。最近、多発している伊豆の群発地震や噴火との関連が懸念されるというキャスターの話に、小川は真剣な表情で聞き入り…。

南場こそが“サンカク”を奪おうとする鼠の“運び番”だと確信した小川は、修理中の“サンカク”を盗もうと決心する。本来なら「大和杯」で優勝して手に入れるべきものだが、優勝どころか出場さえ危うい剣道部の現状に、それしか手段はないと腹をくくったのだ。

小川は、勝手についてきた藤原とともに、修理を担当している大阪の城山工芸にやってくると、現れた店主(六平直政)に大阪女学館の教師を名乗り、“サンカク”を返却してほしいと頼む。ところが店主に、身分証明書の提示を求められ、退散するはめに。困った小川は、食事をおごることを条件に藤原を店に送り込む。トロフィーを作りたいとやってきた藤原は、店主の興味をひくため、さまざまなウンチクを語りはじめる。その間に小川が工房に忍び込み、“サンカク”を盗もうする。
ところが、どこを探しても目的のものは見つからない。いよいよ藤原のウンチクも尽き、いらついた店主が工房へ戻ろうとしたとき、三角のプレートが目に入る。小川はそれを手に取ると、忍び足で店の外へ出る。ホッとしたのもつかの間、目の前に南場が現れる。店主から不審な男が“サンカク”を取りに来たと連絡を受けていたのだ。南場の尋問に窮した小川は、“サンカク”を持ったまま走り出すが、あえなく取り押さえられてしまう。

計画が失敗に終わりひどく落ち込む小川。一方の藤原は約束の食事にありつきご機嫌ながらも、小川のことが気にかかる。すると小川は、聞いてくれるだけでいいからと、鹿から聞かされた180年ぶりに人間に語ったという話をし始める。

日本の地面の下には巨大な鯰が潜んでいるが、鹿島大明神が頭を、奈良の鹿、京都の狐、大阪の鼠が尻尾を押さえている。そのため鯰は動くことができず、日本は平穏を保っているが、鹿島大明神が旅に出かけたりして押さえがなくなると、鯰が暴れ出すことがある。東の方で地震が起こるのは、きまって大明神が不在のときだという。それでも、鹿、狐、鼠は1800年前に“鎮め”の役を任されて以来、ずっと持ち場を動かずにいる。彼らは“サンカク”=“目”の力を借りて鯰を鎮めているが、それはネジを締める道具のようなもので、奈良、京都、大阪のネジをしっかり締めることで鯰の尻尾を押さえることができるのだ。ところが、ネジは緩むので、六十干支、つまり60年に一度の神無月(10月)に、鹿から鼠、鼠から狐、狐から鹿へと“目”を移してネジを締めなおさなければならない。

そう考えると、鹿、鼠、狐は同じ使命を担う仲間であるはずなのに、なぜ、鼠が儀式を邪魔するようなことをするのか…? 実は、鼠は鹿と狐から嫌われているらしいのだ。それは、300年前に富士山で起こった宝永噴火が、鼠の仕業だからだ。60年の五度前、つまり300年前の儀式のとき、鼠がなかなか“運び番”を選ばなかったせいで、危うく封印が外れるところだったのだ。それ以来、信頼を失った鼠は、鹿と狐から仲間はずれにされているのだ。

最近、伊豆のほうで群発地震が続き、富士山の噴火説まで出ているのは偶然ではなく、封印が外れそうになっているのが原因なのだ。外れてしまった封印は元には戻せず、そうなれば、巨大鯰が暴れに暴れて、間違いなく日本は滅びるだろう。

だから、どうしても“サンカク”を取り戻さなければいけないと力説する小川を、藤原は悲しみをたたえたような表情で涙を流しながら見つめる。

翌朝、剣道部の早朝練習にやってきた藤原は小川の話を信じると言い、「大和杯」で優勝して“サンカク”を手に入れようと意気込む。しかし、小川は未だ部員が揃わない剣道部は出場すらできないと、投げやりな態度を見せる。

すると、そこへ真っ白な剣道着に身を包んだ堀田が、剣道部に入部するとやってくる。驚く一同に、「大和杯」に優勝したいからとだけ言うと、堀田は早速練習に加わる。これで、5人が揃い「大和杯」に出場できることに。そうはいっても、優勝などできるはずはない…半ばあきらめていた小川は、次の瞬間、もの凄い速さで部員の面や胴を打つ堀田を見る。一同は、何が起こったのかわからないまま堀田を見つめ…。


鹿男あをによし 第1話 視聴率
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鹿男あをによし 第2話 視聴率

テレビドラマ 鹿男あをによし 第2話 視聴率

視聴率 = 11.4%

1/24(木)放映の第2話の視聴率です。


テレビドラマ 鹿男あをによし 第2話 『鹿になっちゃった』 あらすじ

小川孝信(玉木宏)は、突然、鹿に話しかけられたうえ、“運び番”に選ばれた、日本を救えなどと意味不明のことを言われ、慌てふためいてその場を立ち去る。

下宿に戻ると、藤原道子(綾瀬はるか)や福原重久(佐々木蔵之介)がいるいつもと変わらぬ朝の風景があったが、気分は晴れない。

その後、普段より早く家を出た小川は、再び奈良公園へ出向き、鹿に話しかけてみるが、鹿は反応しない。安堵した小川は、ここ数日に経験した奇妙な出来事は、自分が寝ぼけていたか、夢だったと結論付け、自身を納得させようとする。

学校では、自分のクラスの生徒・堀田イト(多部未華子)との問題があり気が重い。そんな小川を慰めるように、教頭・小治田史明(児玉清)が週末にゴルフの打ちっぱなしに行こうと誘う。気乗りはしないが断りきれず、小川は同行する約束をする。

そんな折、小川は教師たちから奈良女学館と姉妹校である京都女学館、大阪女学館の運動部が対抗で行う“大和杯”と呼ばれる交流戦が近々あることを聞く。特に今年は、奈良女学館が会場になるため、いい成績を残さなければならないのだと、教師たちは意気込んでいる。

後日、小治田とのゴルフの帰り道、小川が奈良公園でゴルフの素振り練習をしていると、「ここはゴルフ禁止だよ、先生」と、注意される。声のするほうを見ると、そこには二頭のオス鹿を従えたあのメス鹿がいた。驚いて声も出ない小川に鹿は、小川は近いうちに京都に行くことになり、そこである物を渡されると告げる。それを自分に届けるのが“運び番”の小川の役目だと言うのだ。小川に物を渡すのは狐の“使い番”に選ばれた人間の女性で、彼女から渡されるのは、人間が“サンカク”と呼ぶ物だと言う。

荒唐無稽な鹿の話に、学校にいてもどこか上の空の小川。そんな小川に、またもや藤原が剣道部の顧問になってほしいと唐突な頼みをする。大和杯を前に、剣道経験のない自分が顧問では心許ないというのだ。見学のつもりで小川が剣道部を訪ねると、大和杯の団体戦に出場するというのに部員は3名しかおらず、そのうち2人は経験の浅い一年生だという。そんなところへ、敵状視察だと言って、京都女学館の剣道部顧問・長岡美栄(柴本幸)が現れる。藤原から長岡を紹介された小川は、話の流れから顧問を引き受けることに。

後日、小治田から奈良、京都、大阪の3つの女学館の教師が集まる大和杯の親睦会が“このは”という料亭で開かれると発表される。料亭のパンフレットを受け取った小川は、それが京都にあること、“このは”を“狐のは”と書くことに愕然とする。そして、剣道部に伝わる大和杯の優勝プレートを、その形状から“サンカク”と呼んでいると聞いたときには、思わず大きな声を出してしまう。さらに、各校にある優勝プレートを開催校の奈良女学館に運ぶため、親睦会の当日、教師たちが持ってくるのだという。つまり、“サンカク”が、“使い番”によって“狐のは”に持ち込まれるのだ。 

藤原と“狐のは”にやってきた小川は、3校の剣道部顧問が集う席に案内される。そこには、長岡のほかに、大阪女学館の南場勇三(宅間孝行)もいる。長岡に好意を持つ南場は、小川に敵対心むき出しでなんとなく気まずい雰囲気に。そんな折、小治田が教師たちに優勝プレートを別室まで持ってくるようにと指示を出す。剣道部のプレートは、過去59回の大会すべてで優勝している京都女学館から回収される。つまり、長岡が持参しているはずだ。彼女からそれを渡されるかもしれないと思った小川は、ふたりになろうと長岡を散歩に誘うが、南場に阻止されてしまう。

仕方なくトイレに立った小川は、小治田がプレートを一時保管する別室の前を通る。そこにあるはずの“サンカク”を見たいと思い部屋に入ると、小治田が現れて、回収したプレートを自分の車まで運んでほしいと言う。結局、“サンカク”は、小川が見る前に小治田が奈良へ持ち帰ってしまった。鹿の話はやはりデタラメだった…と小川が思ったとき、長岡から声を掛けられ風呂敷に包まれた箱のような物を渡される。下宿に帰ってから開けてほしい、とどこか親しげに言う長岡に、小川は、緊張しながらもうれしい気分になる。

親睦会がお開きとなり、酩酊状態の藤原を連れて下宿に戻った小川は、藤原を部屋に運び階下にやってくると玄関に黒い影を見る。不審に思い見ると、なんと鹿だった。“サンカク”を受け取りに来たという。鹿に急かされて小川が箱を開けると、そこには三角形をした生八つ橋が入っていた。それを見た鹿は、何者かが“サンカク”を奪ったのだと言い、目の前で宝を奪われた小川をのろまと責める。そんな鹿に小川が腹を立てると、勘違いするな、と鹿は小川を一喝。小川が鹿たちのために働いているのではなく、自分たちが小川ら人間のために働いているのだと言い、神無月(10月)中に“サンカク”を取り戻さないと、日本が滅びることになると言い切る。

鹿は“サンカク”を奪ったのは、鼠だと言う。それを聞いた小川は、力なく苦笑する。鹿、狐、鼠と、昼間に見た剣道の胴に描かれていた3つの動物が、そのまま話に出てくるとは、自分はやはり神経衰弱なのだろうと。

鹿は、そんな小川の顔に顔を近づけると、小川の鼻に自分の鼻を押し付け、“運び番”として失格だから印を付けたと言う。そして、印を見て気が変わったら会いに来いと言うと、鹿は帰っていく。

翌朝、洗面をしようと鏡を覗いた小川は唖然とする。なんと、鏡のなかに鹿の顔をしたスエット姿の自分が立っていたのだ。


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鹿男あをによし 第1話 視聴率

テレビドラマ 鹿男あをによし 第1話 視聴率

視聴率 = 13.0%

1/17(木)放映の初回視聴率です。出足はいまひとつという感じです。ドラマとしては、やや分かりにくいという意見もあり、どうも現時点ではインパクトに欠けるようです。「だいすき!!」に負けずにこちらも頑張って欲しいものですが…


テレビドラマ 鹿男あをによし 第1話 『しゃべる鹿の秘密!古都を巡る恋と冒険』 あらすじ

同僚とのトラブルが原因で勤めていた大学の研究室に居場所を失った小川孝信(玉木宏)は、上司である教授(白井晃)からある女子高校の常勤講師になるよう勧められる。なんとも急転直下な展開だが、子供のころからツキに見放されっぱなしの小川には、これも不可抗力な“運命”に思えるのだ。

気乗りがしないまま、女子高がある奈良へと旅立つ小川。その途中、電車のなかで服にアイスクリームをベッタリ付けられるという不運な女性を目撃する。その人こそ、小川の同僚で、同じ下宿に暮らすことになる藤原道子、通称“藤原くん”(綾瀬はるか)だった。小川は、下宿の女将の孫でやはり女子高の教員の福原重久(佐々木蔵之介)から藤原を紹介されるが、マイペースで話がかみ合わない藤原に初日から振り回される。

翌日、小川は新しい勤務先である奈良女学館の門をくぐる。職員室で教頭・小治田史明(児玉清)らにあいさつをすませると、担任を務める1年A組の教室へ。見事に女子しかいない教室に気おされつつも、小川は生徒一人ひとりに自己紹介をさせる。そんななか、「堀田」という生徒がいないことに気づいた小川は、座席表に欠席の印を書き込もうとする――と、そのとき、ドアが開いて、堀田イト(多部未華子)が入ってくる。堀田は小川にあいさつもせずにスタスタと席に着く。その態度に腹を立てた小川は、遅刻の理由を説明しろと迫る。すると堀田は、自分の鹿=マイシカを駅前に停めようとして駐禁を取られたなどと平然と言ってのける。

職員室に戻った小川は、堀田の一件を話すと、藤原はほんの冗談だろうと事もなげに言う。しかし、ふたりの話を聞いていた学年主任の溝口昭夫(篠井英介)は、生徒が付け上がる前に厳しく指導すべきだと、小川の意見も聞かずに堀田を呼び出してしまう。生徒指導室で小川、溝口の向かいに座らされた堀田は、少しボケただけで冗談にきまっている、小川のほうこそ大げさだと、反抗的に答える。

翌日、1年A組の教室にやってきた小川は、黒板に大きく書かれた「チクリ」という文字を見る。すぐさま生徒を見るが、みんな一様に机の上の教科書を見ている。そのなかで、堀田だけが小川をまっすぐに見つめるが、その視線を受け止めきれなくなり、小川は目を逸らしてしまう。

次の日、浮かない気分で授業に向かった小川は、廊下で来客らしい女性を見かけ会釈する。その美しさに、思わず立ち止まり、女性を見つめる。「第六十回大和杯 三校定例会」と書かれた貼り紙のある会議室に入っていったのは、奈良女学館の姉妹校・京都女学館の教師・長岡美栄(柴本幸)だった。

その足で教室に向った小川は、黒板に「パンツ三枚千円也」と大きく書かれているのを見て息をのむ。昨日から続くいたずらに怒りを抑えられない小川は、シンと静まり返る教室のなか、堀田を指名し、言いたいことがあればはっきり言えと促す。すると堀田は、「いくら何でも、三枚千円は安すぎだと思います」と、クールに返答。その態度に腹を立てた小川は、授業を放棄して教室を出ていく。

下宿に戻っても重い気分のままの小川を慰めるように、藤原は明日、自分が奈良を案内しようと提案する。あまり気乗りしない小川だったが、断り切れない。翌日、平城京跡の朱雀門からはじまり、春日大社、東大寺と奈良観光は続く。藤原はどこへ行っても、スラスラと驚くほど詳しい解説をしてくれる。そして、最後に藤原が大好きだという若草山へ。奈良の街が一望できる山頂へ立つと、小川の緊張も解け、藤原に自分の不遇な人生について話しはじめる。それを聞いた藤原は、いかにも藤原らしい失恋経験を語ったあと、自分と小川は似ていると力説。小川は同意しないが、藤原は特に気にすることもなく、例のごとく話題を変えていく。小川は、不器用ながら懸命に自分を慰めようとする藤原の気持ちをうれしく思う。

翌日、今度は「かりんとう(=藤原)とラブラブ」という、いたずら書きが。それを見た小川は、すぐさま、堀田を呼び出す。そして、溝口に告げ口をしたことを謝り、自分に問題があるなら話してほしいと言うが、堀田は何もないと表情ひとつ崩さない。そんな堀田に小川は、ついに自分のことが嫌いなのかと尋ねると、堀田は「嫌いです」と答える。しかし、理由は言いたくないというのだ。

途方にくれた小川は、奈良公園にやってくると買った鹿せんべいを、近づいてきたメス鹿に与える。美味しそうにせんべいを食べる鹿を見るうち、自分も食べてみたいと思う。すでに薄暗くなっている公園を見渡し、誰もいないのを確かめると、サクリと一口かじってみる。その香ばしさが気に入った小川は、再び周囲を確かめると一口、また一口とせんべいを食べる。

ところが、翌日、教室の黒板には「鹿せんべい、そんなにうまいか」というあり得ないいたずら書きがあった。誰にも見られていないと確信していたのに、いったい誰が見ていたのか。精神的に追い詰められた小川は、教室を後にすると下宿へ戻ってしまう。

下宿で一睡もできないまま夜が明けたころ、小川は昨日、せんべいを食べた奈良公園へやってくる。しばらくぼんやりしていると、なんとなく視線を感じ、その方向を見てみると、小川の目線の先に二頭のオス鹿が立っている。二頭は向かいあうと同じペースで近づきはじめる。さらに、二頭の間にメスの鹿がいて、小川のほうへ近づいてくる。三頭が歩くさまは、まるで女主人と侍従のよう。その動きに小川が目を奪われるうち、メス鹿は小川の眼前にまで迫ってくる。すると、鹿は「びい」と一声鳴いたあと、唐突に言葉を発した。

「鹿せんべい、そんなにうまいか」

人間の、しかも、男の声でそう言ったのだ。驚愕する小川に鹿は、

「さぁ、神無月だ。出番だよ、先生」

とさらに言葉をかける。あり得ない事態に小川は、自分はついに神経衰弱になってしまったと思い…。


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